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: つぶやき……ちびくろサンボ・虎 :

▼ 旧ブログ 記事:2009/11/16 21:50 からの転載 ▼ (写真は転載なし)

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疲れて参りましたので、ひさしぶりに つぶやきを……

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来年の干支 寅(虎)・勅題 光のお道具群を拝見して、
疑問に感じたこと 一つ。

どうして、「色絵 ちびくろサンボ に虎 茶碗」が、存在しないのでしょうか???

「一休さん に虎」は何種類も、出ているようなのに……

「ちびくろサンボ」に登場する 虎のシーンは、非常に 「禅的な」
ある種、お茶に最も相応しい物のような、気がするのですが……

(私が知らないだけで、ちびくろサンボ茶碗は、存在するのでしょうか?)

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思春期の頃は、暇にあかせて、色んな事を空想する訳でありますが、
ミスド(ミスタードーナッツ)でフト 思い至った事があります。

「ドーナツは、まさに禅的な食べ物やな〜」と。

ドーナツは、ドーナツの穴の部分にこそ、ドーナツとしての存在意義が
ある訳で。
つまり、ドーナツを食べるということは、ドーナツの穴を食べる
ということに、他なりません。
空間というか、無というか、空というか を食べる訳です。

まさに「空は是 即ち色 であり、色は是 即ち空」を体現する食べ物です。

(アイスクリームの天麩羅、というのも、なんだか禅的な食べ物の気がしますが…)

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掛物で「円相」という、グルッと丸を一つだけ書いたものがありますが、
(写真2)
この類のものに、ワタクシは、強く惹かれるのであります。

ドーナツ・惑星の公転・円相・一陽来復・回転木馬 そして
自らの尾を追う虎。

最後はバターになってしまう (確かそうですよね?)所なんて、
古いインドの瞑想法を想起させて、
非常におもむき深いものがあるように、思えますが……

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円状に、始めも終わりもない形もあれば、一方で、
螺旋状に、循環しつつ進んでいくイメージもあります。

螺旋階段・ねじ・DNA・循環小数(10÷3=3,333……)

螺旋形ではないものの、無限に広がっていく紋様もあります。

蔦や唐草の類など…

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私は決して輪廻転生を信じるものでありませんが、
この「円」という形が、非常に東洋的な、
「しっくりと来る」落ち着く形に思えます。

ふだん 自分が「堂々巡り」に陥っていることに気づいた時、
結果ではなく、「過程」に意味があるのだぞ!
ドーナツは、穴の部分が、一番おいしいのだぞ!
と、
自分を慰める訳であります。
「無一物 無尽蔵」

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作家のみなさま 13年後の寅年には、何卒 ちびくろサンボのお茶碗を!

(注:「ちびくろサンボ」とは、決して差別用語的に使用している語句ではございません。)



(写真1):「茶器 永楽即全写 黄釉 虎 *山川巌* 」
http://seiyudo.ocnk.net/product/3501
(写真2):「横一行 「円相 無一物中無尽蔵」 *黄梅院 小林太玄* 大徳寺塔頭*紫野」
http://seiyudo.ocnk.net/product/3397