: 「 ア (2) 」 : 茶の湯の銘 大百科 :
▼ 旧ブログ 記事:2011/07/14 21:03 からの転載 ▼
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写真:【石橋静友堂 ねっと店】 数茶碗 神戸薩摩 秋の七草 *富永*冨永玄山* 7碗揃 [cwn80033]
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掛物・茶杓の ご希望の語句・銘を、ご希望の和尚様に書いて頂けます。
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7月14日 記
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・赤絵鉢子 (あかえはちのこ)
……… 中興名物。古赤絵 雲屋台鉢子(雲堂手・鉄鉢形)茶碗。明代景徳鎮の産。酒井忠勝より冬木家・鴻池家 等へ伝来。箱書は、大徳寺116世 万仭和尚。
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・明石 (あかし)
……… 現 兵庫県明石市。歌枕。源氏物語の巻名。白砂青松の浦で知られた。 ・香銘。木所は真南蛮。
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・県井戸 (あがたいど)
……… 高麗茶碗。名物手井戸。「新葉集」の 「山吹の花もてはやす人もなし あがたの井戸は都ならねば」 より命銘された。水戸徳川家 伝来。
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・暁 (あかつき)
……… よあけ。夜を3つに分けたうち、宵・夜中に続く。現在では やや明るくなってからを指すが、古くは、まだ暗く これから明けようとする頃を指した。「明時 アカトキ」の転。 ・ある事項が実現した その時。
・あか月 (あかつき)
……… 覚々斎 作の共筒茶杓。白竹 厚手で、初期の作とされる。
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・赤蜻蛉 (あかとんぼ) 【秋】
……… 【夏】は高地に、秋になり気温が下がると 平地に飛んで来る。アキアカネが代表的。
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・茜雲 (あかねぐも)
……… 朝日や夕日を受け、茜色に映える雲。
・茜屋柿 (あかねやがき)
……… 大名物。漢作唐物茶入。堺の町人 茜屋宗佐が所持し、柿の形をしている所から。表千家に伝わり、のち藤田家に譲られた。
・茜屋茄子 (あかねやなす)
……… 大名物。唐物茄子茶入。堺の 茜屋吉松が所持していたことから。徳川家康より 子の尾張侯 徳川義直へ与えられ、代々 同家に伝わった。
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・茜屋舟 (あかねやぶね)
……… 砂張舟花入。茜屋は 所持者の名前によると思われる。「天下五舟」の一。
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・赤富士 (あかふじ) 【夏】
……… 陽を浴び 暗赤色に染まる富士山。【晩夏】から【初秋】の早朝に見えることが多い。夏七月の季語。
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・秋あさし (あきあさし) 【秋】
……… 初秋の頃のこと。新秋、早秋とも。
・秋麗 (あきうらら・しゅうれい) 【秋】
……… 秋晴れのあたたく うららかなこと。
・秋扇 (あきおうぎ・しゅうせん) 【秋】
……… 立秋を過ぎ涼しくなると、夏に使った扇子や団扇が忘れられ そのままにされる、その状態。「捨扇」「忘れ扇」とも。 ・置筒花入の銘。秋扇の「捨て 置かれる」という意より、藤村庸軒の命銘、好み。
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・秋風 (あきかぜ) 【秋】
……… 初秋から晩秋の 秋に吹く風 全般を指す。侘び枯れた風情。 ・高麗 堅手茶碗の銘。「秋かぜ」と書かれている。岩崎家に伝来。 ・雲州名物、高麗 玉子手茶碗の銘。玉子手より 月に因んでの命銘らしく、松平不昧の箱書がある。
・秋草 (あきくさ) 【秋】
……… 秋に花が咲く草木の総称。 ・名物茶碗。魚屋茶碗 「市原」の別称。京都市原の野辺の風情に因んだ銘といわれる。益田克徳の所持の後、兄 鈍翁に移った。
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・秋さぶ (あきさぶ) 【秋】
……… 秋めく さま。狭義には、【晩秋】のわびしさが さらに深まること。
・秋時雨 (あきしぐれ) 【秋】
……… 【晩秋】に降る時雨。
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・秋蝉 (あきぜみ)
……… アブラゼミの別称。
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・秋高し (あきたかし) 【秋】
……… 天高く、澄みきった青い空。
・秋立つ (あきたつ) 【秋】
……… 立秋の頃 (8月7日・8日頃)のこと。暑さのうちに、秋の気配を感じる頃。
・秋津島・秋津州・蜻蛉州 (あきづしま)
……… 「大和」にかかる枕詞。狭義には 「大和国」を、広義には「日本」を指す。神武天皇の伝説に因る。秋津国。「秋津」はトンボの古名。
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・秋露 (あきつゆ・しゅうろ) 【秋】
……… 秋におく露。また、「菊の花」のことを指す。 ・覚々斎の共筒茶杓 の銘。極めて厚手で節が高い。草筒に「秋露 あきのつゆ をくしら玉のしるしには 千とせをむすふ 庭のまつかへ」の歌銘がある。
・秋野・秋埜 (あきの・あきのの) 【秋】
……… 秋の野。 ・雲州名物、高麗 青井戸茶碗の銘。もと大坂の加賀宇之助の所持、不昧ののち 廃藩に際し、島根県 田部家に。不昧は蔵帳の上の部にあげている。
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・秋の田 (あきのた) 【秋】
……… 稲が色づいた田。
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・秋の空・秋空 (あきのそら) 【秋】
……… 不昧の共筒茶杓の銘。白竹で、胡麻竹の草筒。 ・天高く、澄みきった空。秋天。また、心の移ろいやすい ことの喩え。
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・秋隣・秋の隣り (あきとなり・あきのとなり) 【夏】
……… 挽夏、秋の気配がする夏の頃。
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7月14日 記
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・赤絵鉢子 (あかえはちのこ)
……… 中興名物。古赤絵 雲屋台鉢子(雲堂手・鉄鉢形)茶碗。明代景徳鎮の産。酒井忠勝より冬木家・鴻池家 等へ伝来。箱書は、大徳寺116世 万仭和尚。
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・明石 (あかし)
……… 現 兵庫県明石市。歌枕。源氏物語の巻名。白砂青松の浦で知られた。 ・香銘。木所は真南蛮。
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・県井戸 (あがたいど)
……… 高麗茶碗。名物手井戸。「新葉集」の 「山吹の花もてはやす人もなし あがたの井戸は都ならねば」 より命銘された。水戸徳川家 伝来。
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・暁 (あかつき)
……… よあけ。夜を3つに分けたうち、宵・夜中に続く。現在では やや明るくなってからを指すが、古くは、まだ暗く これから明けようとする頃を指した。「明時 アカトキ」の転。 ・ある事項が実現した その時。
・あか月 (あかつき)
……… 覚々斎 作の共筒茶杓。白竹 厚手で、初期の作とされる。
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・赤蜻蛉 (あかとんぼ) 【秋】
……… 【夏】は高地に、秋になり気温が下がると 平地に飛んで来る。アキアカネが代表的。
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・茜雲 (あかねぐも)
……… 朝日や夕日を受け、茜色に映える雲。
・茜屋柿 (あかねやがき)
……… 大名物。漢作唐物茶入。堺の町人 茜屋宗佐が所持し、柿の形をしている所から。表千家に伝わり、のち藤田家に譲られた。
・茜屋茄子 (あかねやなす)
……… 大名物。唐物茄子茶入。堺の 茜屋吉松が所持していたことから。徳川家康より 子の尾張侯 徳川義直へ与えられ、代々 同家に伝わった。
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……… 砂張舟花入。茜屋は 所持者の名前によると思われる。「天下五舟」の一。
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・秋あさし (あきあさし) 【秋】
……… 初秋の頃のこと。新秋、早秋とも。
・秋麗 (あきうらら・しゅうれい) 【秋】
……… 秋晴れのあたたく うららかなこと。
・秋扇 (あきおうぎ・しゅうせん) 【秋】
……… 立秋を過ぎ涼しくなると、夏に使った扇子や団扇が忘れられ そのままにされる、その状態。「捨扇」「忘れ扇」とも。 ・置筒花入の銘。秋扇の「捨て 置かれる」という意より、藤村庸軒の命銘、好み。
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・秋風 (あきかぜ) 【秋】
……… 初秋から晩秋の 秋に吹く風 全般を指す。侘び枯れた風情。 ・高麗 堅手茶碗の銘。「秋かぜ」と書かれている。岩崎家に伝来。 ・雲州名物、高麗 玉子手茶碗の銘。玉子手より 月に因んでの命銘らしく、松平不昧の箱書がある。
・秋草 (あきくさ) 【秋】
……… 秋に花が咲く草木の総称。 ・名物茶碗。魚屋茶碗 「市原」の別称。京都市原の野辺の風情に因んだ銘といわれる。益田克徳の所持の後、兄 鈍翁に移った。
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……… 秋めく さま。狭義には、【晩秋】のわびしさが さらに深まること。
・秋時雨 (あきしぐれ) 【秋】
……… 【晩秋】に降る時雨。
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・秋蝉 (あきぜみ)
……… アブラゼミの別称。
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・秋高し (あきたかし) 【秋】
……… 天高く、澄みきった青い空。
・秋立つ (あきたつ) 【秋】
……… 立秋の頃 (8月7日・8日頃)のこと。暑さのうちに、秋の気配を感じる頃。
・秋津島・秋津州・蜻蛉州 (あきづしま)
……… 「大和」にかかる枕詞。狭義には 「大和国」を、広義には「日本」を指す。神武天皇の伝説に因る。秋津国。「秋津」はトンボの古名。
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・秋露 (あきつゆ・しゅうろ) 【秋】
……… 秋におく露。また、「菊の花」のことを指す。 ・覚々斎の共筒茶杓 の銘。極めて厚手で節が高い。草筒に「秋露 あきのつゆ をくしら玉のしるしには 千とせをむすふ 庭のまつかへ」の歌銘がある。
・秋野・秋埜 (あきの・あきのの) 【秋】
……… 秋の野。 ・雲州名物、高麗 青井戸茶碗の銘。もと大坂の加賀宇之助の所持、不昧ののち 廃藩に際し、島根県 田部家に。不昧は蔵帳の上の部にあげている。
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・秋の田 (あきのた) 【秋】
……… 稲が色づいた田。
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・秋の空・秋空 (あきのそら) 【秋】
……… 不昧の共筒茶杓の銘。白竹で、胡麻竹の草筒。 ・天高く、澄みきった空。秋天。また、心の移ろいやすい ことの喩え。
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・秋隣・秋の隣り (あきとなり・あきのとなり) 【夏】
……… 挽夏、秋の気配がする夏の頃。
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