~ 茶之湯を未来へ ~
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: 「 ア (6) 」 : 茶の湯の銘 大百科 :

▼ 旧ブログ 記事:2012/02/06 14:27 からの転載 ▼




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写真:【石橋静友堂 ねっと店】 茶入 「油屋肩衝」写  *笹田有祥*  名物茶入*畠山記念館[cir90003]

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2月6日 記

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・飛鳥川 (あすかがわ)
……… 奈良県明日香村を通り、大和川に注ぐ川。淵瀬の定まらないことで知られ、「明日」にかかる枕詞のように用いられた。 ・能の一。母に行き別れた少年 友若が母を訪ねるうち、飛鳥川のほとりで再会する。 ・中興名物 瀬戸金華山窯茶入 の銘。飛鳥川手本歌。遠州が堺で初見し、後年 伏見で再見した所、古色を帯び 印象がずいぶん異なっていたので、古今集の 「昨日といひ今日とくらしてあすか川 ながれてはやき月日なりけり」 の歌をひいて命銘した。 内箱・袋箱と挽家の半面は遠州の筆になり、あとの半面は 遠州が江月和尚に詩を頼み これを彫りつけた。遠州愛蔵の品だったが、公金流用疑惑の際、酒井忠勝の厚誼への礼として贈られたと伝わる。撫肩に黒褐釉が乗る景色より、肩黒手とも呼ぶ。 
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・梓弓 (あずさゆみ)
……… 梓の木で作った弓。引く・射る・張る・本・末・弦・寄る・矢・音・かへる、にかかる枕詞。
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・東遊 (あずまあそび)
……… 平安時代から行われた歌舞。元は東国の民間から発祥し、神社の祭礼に奏する。高麗笛・篳篥・和琴を用い、笏拍子を打つ。現在は宮中の皇霊祭や日光東照宮祭・葵祭・氷川神社祭などで行われる。東舞。
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・東男 (あずまおとこ)
……… 東国の男。江戸生まれの男。「東男に京女」の取り合わせで語られる。
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・あずま菊 (アズマギク) 【春】
……… キク科の多年草。4・5月頃、菊に似た淡紫色の花びらに黄色の花が咲く。東菊・吾妻菊。


・東下り (あずまくだり)
……… 京都から東国に下ること。伊勢物語 第9段、八橋のエピソード等が著名。
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・東高麗 (あずまごうらい)
……… 中興名物、魚屋茶碗 の銘。別名、「江戸高麗」「江戸魚屋」。遠州が自ら所持し、命銘箱書する。


・東路 (あずまじ)
……… 京から東国へ至る、東海道や東山道(中山道)などの路。転じて、東国 の意。


・亜聖 (あせい)
……… 聖人に次ぐ人。一般に、孔子を聖人とするのに対し、孟子または顔回を亜聖とする。
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・あたら夜の (あたらよの)
……… 「可惜夜の」。惜しむべき夜の。いつまでも眺めがよい夜 の。 ・遠州作 共筒茶杓の銘。草筒に歌銘で 「あたら夜の月と花とをおなしくは あはれしれらむ人に見せはや」 とある。


・厚氷 (あつごおり) 【冬】
……… 厚く張った氷。「氷=ひ」とも呼ぶ。薄く張った氷を、その羽根に見立て「蝉氷」 とも呼ぶ。
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・吾妻野 (あづまの)
……… 薩摩帖佐焼 筒茶碗の銘。


・あつま山 (あづまやま)
……… 土岐ニ三作 共筒茶杓の銘。ニ三の晩年 洛東岡崎に隠棲の折の作。


・兄  (あに)
……… 宗旦作 茶杓の銘。後に仙叟が「兄」と命銘し、もう一本の茶杓に替筒を作り、「弟」と命銘している。


・油坊主 (あぶらぼうず)
……… 仏前などの燈明に、油を注ぐ係の僧。
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・油屋肩衝 (あぶらやかたつき)
……… 重要文化財。大名物 漢作唐物肩衝茶入の銘。堺の町人 油屋常言と、その子 常祐が所持していたことからの銘。豊臣秀吉・柳営御物、等 伝来し、松平不昧が愛蔵した。利休の消息、若狭盆が添う。古来 大名物肩衝茶入の代表格とされる。
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・海女 (あま) 【夏】
……… 海に潜り、貝や海藻を採る女性。
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・蜑小舟 (あまおぶね)
……… 「海人小舟」とも書き、漁夫の乗る小舟。枕詞でもあり、船が停泊することを「泊(は)つ」ということから、「はつ」にかかる。 ・金森宗和作 茶杓の銘。櫂先が二段タメとなっており、「宗和の二段タメ」と称される代表的な茶杓である。 ・香合。「玄々斎 五器」の一。
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