~ 茶之湯を未来へ ~
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: 「 ア (7) 」 : 茶の湯の銘 大百科 :

▼ 旧ブログ 記事:2012/03/03 23:30 からの転載 ▼




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写真:【石橋静友堂 ねっと店】 天川香合  *土居義峰*  あまかわ*前端雅峯に師事 [kog10142]
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掛物・茶杓の ご希望の語句・銘を、ご希望の和尚様に書いて頂けます。
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3月3日 記

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・尼崎台 (あまがさきだい)
……… 唐物天目台。摂津国 尼崎に、9台が伝来したとされる。地付の内側にムカデ状の印が手描きされており、蜈蚣台・印台とも呼ばれる。
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・天川香合 (あまかわこうごう)
……… 天河・天皮とも書く。広東省澳門(マカオ)を阿媽港と称し、同港より舶来された漆器・陶器は珍重された。漆器の技法としては、漆皮・密陀絵 等があり、香合の他にも 煙草壺や盆など が伝世する。
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・雨雲 (あまぐも)
……… 雨が降る時に現れる雲。雨気を帯びた雲。 ・重要文化財 光悦作 黒楽茶碗の銘。覚々斎が命銘・箱書し、三井家に伝来。
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・尼子天目 (あまこてんもく)
……… 名物 灰被天目茶碗の銘。出雲 尼子氏が所持したことに因る。別名、雲州天目。秀吉所有の後、西本願寺に伝わる。
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・天つ風 (あまつかぜ)
……… 天空を吹く風。「天つ風 雲のかよひ路 吹きとぢよ をとめの姿 しばしとどめむ」(古今集:僧正遍昭)


・天の岩戸 (あまのいわと)
……… 高天原にあるという岩屋の戸。天照大神が 素戔嗚尊の暴状に怒って籠ったため、天地が常闇となったが、天児屋根命が 祝詞を奏し、天鈿女命が舞ったところ、大神が出てきて 再び明るくなった。冬至に太陽の力が弱まり 復活する型の神話 の一。
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・天の川 (あまのがわ・あまのかわ)
……… 銀河の異称。牽牛星と織女星がこの川を渡り、7月7日に出逢うという。【秋】の季語。
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・天橋立 (あまのはしだて)
……… 京都府宮津市にある白砂青松の砂洲。日本三景 の一。「丹後国風土記」に、伊邪那岐命の天に通う梯子が倒れて橋立になった と記される。平安朝より都人の憧憬の地で、和泉式部・雪舟ら 多くの文学・美術に採り上げられた。
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・雨宿・雨宿り (あまやどり) 【夏】
……… 急な雨に、軒下や木陰に逃れること。 ・中興名物 古瀬戸芋子茶入の銘。遠州が藤原公任の 「いずかたへ秋のゆくらむ わが宿に 今宵ばかりは雨宿りせよ」 (詞花集) に因り、命銘箱書する。のち京都三井家より岩崎家へ伝わった。 ・中山胡民作 竹筒形茶器の銘。古瀬戸茶入 「雨宿」の挽家を、蒔絵とも そのまま縮小し、茶器とした。側面に、立菊と短冊をつけた竹枝 の蒔絵がある。
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・雨夜 (あまよ)
……… 雨の降る夜のこと。 ・「源氏物語」の 雨夜の品定め のこと。
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・編笠 (あみがさ) 【夏】
……… 麦藁・菅・藺草・葦・檜などで編んだ、夏の日差しを防ぐ笠。 ・高麗刷毛目 茶碗。見込みは渦状を呈しているものが多い。元来 焼成中に歪み、窯出し後に捨てられたものが、掘り出され、茶人に珍重された。朝鮮鶏龍山窯のほか、唐津・萩、黄瀬戸にも見られる。
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・雨祝 (あめいわい) 【夏】
……… 晴天が続き 待ちわびた雨が降って来て、農家では その日の仕事を休み 雨を祝う風習があったという。雨休み。


・雨名月 (あめめいげつ) 【秋】
……… 名月の夜が雨になったこと。その風情を味わう。雨月、月の雨 ともいう。
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・綾織 (あやおり)
……… 経糸と緯糸を、斜めに交差させる織り方。また その織物。また それを織る人。 ・放下師 などのする曲芸の名称。竹管などを放り上げる技。あやとり。
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・綾錦 (あやにしき)
……… 綾と錦。着物や、色づいた紅葉 を形容する語。
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・菖蒲 (あやめ) 【夏】
……… アヤメ科の多年草。花あやめ ともいう。5〜6月頃に、紫や白の花を開く。昔、サトイモ科のショウブのことを、あやめと言った。 ・名物 長次郎作 黒楽茶碗の銘。宗旦の箱書。「南坊録」に 「茶碗黒、あやめ」と見える。「禿」に似る。
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・あやめ草 (あやめぐさ) 【夏】
……… サトイモ科の多年草。ショウブの別称。初夏、細い花茎から 淡い黄緑色の細い花が斜めに出てくる。端午の節句に、「尚武」 に音を通わせ 軒に掛けたり風呂に入れたりする。ほか、香水の原料とする。昔は あやめと呼ばれ、アヤメ科目のあやめや花菖蒲と混同される。
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・荒磯 (あらいそ)
……… 荒波が打ち寄せる 岩石が多い海岸。 ・波に魚や鯉が踊る 紋様の一。 ・道入作 黒楽茶碗の銘。幕釉の垂れより 蛇蠍釉が腰一面に現れる景色より、一燈宗室が命銘・箱書する。
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・荒木高麗 (あらきごうらい)
……… 大名物 高麗茶碗(?)の銘。荒木村重(道薫)が所持したことより。家康を経て、尾張徳川家に入った。染付で唐草模様の絵があり、また その造りから、中国産のようにも思える。 ・大名物 高麗 井戸茶碗の銘。荒木村重(道薫)が所持したことより。大井戸で、別名 「大高麗」と呼ばれる。家康を経て、尾張徳川家に伝来した。総体枇杷色で、高台まわりに細かな梅花皮が入る。
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・嵐山 (あらしやま)
……… 京都市西部にある 大堰川右岸の山。また、渡月橋の 両岸一帯のこと。歌枕として古くから歌に詠まれ、桜・紅葉の名所。 ・宗旦作 茶杓の銘。枝をはらった削げが片面に流れ、節下は片身替の景色を見せる。覚々斎の替筒、*卒啄斎の箱が添う。 ・瀬戸後窯 万右衛門作 肩衝茶入の銘。総体栗色地で、黄・渋紙色がむらむらと景色をなす。その景色より、遠州が命銘。
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