~ 茶之湯を未来へ ~
お稽古物から書附物まで
石橋静友堂 Ishibashi-Seiyudo
石橋晩翠居 Ishibashi-Bansuikyo
ホーム > 茶道手帳 > : 白鶴美術館 :

: 白鶴美術館 :

▼ 旧ブログ 記事:2009/02/19 18:35 からの転載 ▼ (写真は転載なし)

できたてホヤホヤの ポスターを、
館長さんが持っておいででしたので、
さっそく ご紹介!


「開館75周年記念:鶴翁から 明日への贈りもの」展(春季の部)

:3/7(土)〜 6/7(日)


※白鶴美術館……嘉納鶴翁の蒐集品を中心に展示する。
        大倉集古館、大原美術館、根津美術館などとともに、戦前に設立された数少ない美術館のひとつ。

※嘉納鶴翁(鶴堂)……7代目 嘉納治兵衛(1862〜1951)。数寄者。
             奈良興福寺 唐院お倉預かりの家に生まれ、婿養子として嘉納家に入る。
             少年時代から、正倉院展の際 看守のアルバイトに進んで参加するなど
             古美術ずきであった。石州流の茶を学んだといわれる。


(ちなみに……お酒の「白鶴」の嘉納家を「白嘉納」と呼び、「菊正宗」を「本嘉納」と、
 江戸期には呼んでいたようです。)

(「菊正宗」嘉納治郎右衛門 家の、8代 治郎右衛門が、すなわち嘉納玉泉。
  住友友純(春翠・好日庵)と同門の 裏千家一門です……)


自分の美意識に適った、自分の好きな物を、(商売とは関係なく)蒐集し、
それを公開し、社会に還元する……
鶴翁の生き方には、ある種の憧れをおぼえますので、その書を「非売品」として店に掛けております。

館長さんがおっしゃるには、好んで字を書かれたらしく、時々思わぬ所で目にされるようです。

「好古」という なんともソノマンマな内容が、特に気に入っております……